新年度になりました。本年度もよろしくお願いします。

さて、なぜ年度の始まりが４月なのか皆様は知っていますでしょうか。

話は明治時代に遡ります。当時、日本の会計年度は７月を始まりとしていました。
しかし、富国強兵の政策を実施し続ける中で財政が逼迫し、政府は次年度の歳入をあらかじめ借り入れることで財政を支えていました。しかし、このままでは翌年の税収が減ってしまうため財政がまた厳しくなってしまいます。これを解消するために会計年度を４月に移すことにしました。これにより、前借された年の年度の期間が短くなり、予算の帳尻を合わせることとしました。

国の会計年度の変更に合わせて学校等の国からの支援を受けている施設もそれに合わせるようになったことで、４月に年度を始めるという考えが広まったようです。

４月は環境が大きく変わる時期であり、計画を開始する時期でもあります。年度の開始の起源は計画性の無い出来事によるものでしたが、何かを始める際は計画性をもってしっかり取り組んでいきましょう。

環境計画部