今年は秋刀魚が豊漁!
恐らく観測史上最も暑い夏となったであろう今年もようやく秋の気配が感じられるようになってきました。秋といえば旬の美味しい食べ物がたくさんありますが、先日、秋の味覚の1つである秋刀魚を食べてきました。
「今年は秋刀魚が豊漁」、というニュースも流れており、大きくて立派な秋刀魚が多いそうですが、実はここ数年、秋刀魚を含めた日本全体の魚の漁獲量が年々減っており、その要因の1つとされているのが地球温暖化にともなう海水温の上昇と言われています。
秋刀魚の漁獲量はピーク時の2008年が約35万tだったのに対し、2019年に10万tを切り、昨年(2024年)は約4万t弱とピーク時の約1/10となっているようです。サンマは水温15~20℃を好むと言われていますが、地球温暖化や海流の流れの変化等により海水温が上昇したことでサンマがより沖合を移動し日本近海まで来なくなってしまった可能性が指摘されています。
さらに、水産庁としても秋刀魚等の不漁の原因を「地球温暖化や海洋環境変化などに起因する資源変動」としており地球温暖化の影響が食卓にも影響していることが伺えます。日々の生活の中で少しでも地球温暖化への意識を持つようにして、これからも旬の美味しい食べ物を食べられるようにしていければ、と思います。
今後もまだまだ気温が高い日もあるようですので、急な気温の変化で体調を崩さないよう気を付けてお過ごしください。
土壌環境部
