ラボラボブログ

花粉症

少しずつ気温も上昇し、もうしばらく経つと桜の花が咲きそうな時期になりましたが、同時にこの時期は花粉症に悩まされる人にとっては辛い時期でもあります。このブログを書いている私自身も毎年、重度の花粉症に悩まされております。 
 
少し前のデータですが、2008年に行われた全国的な鼻アレルギー(花粉症)の有病率調査では、国内の約4割の人がアレルギー性鼻炎と答え、花粉が原因の鼻アレルギーは3割にものぼることが分かり、年々、花粉症の人が増えているようです。 
 
花粉症の人が増えてきている理由に「花粉症の発症率が高くなってきたのは、花粉が汚れだしたからである」という説があるようです。 
 
スギ花粉の場合、花粉に含まれるアレルゲン物質が、花粉症の症状を引き起こすと言われていますが、スギから放出されたばかりの花粉は人の呼吸器の深部に入るには大きすぎ、花粉症を誘発しないとのことです。このスギ花粉が何らかの衝撃により破裂した際にアレルゲン物質を放出します。放出されたアレルゲン物質は花粉よりもサイズが小さいため呼吸器深部に入ることができ、花粉症の症状を引き起こします。 
この花粉に衝撃を与えて破裂させるのが、自動車の排気ガスに含まれる微粒子やPM2.5といった空気中に浮遊する大気汚染物質であり、大気汚染物質自体も花粉症の症状を悪化させると言われています。 
環境の変化(汚染)が日常生活にも悪い影響を与えてしまうんですね。 
 
ブログをお読みの皆様方にも花粉症の方がいらっしゃるかもしれません。外出時にはメガネやマスク等を活用して花粉に触れないようにし、帰宅時にはうがいや洗顔で花粉をできるだけ落とすなど、できる限りの備えをしてお過ごしくださればと思います。 
 
土壌環境部 
 

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